「伊江村生活研究会」ってどんな会?

こんにちは。
今日は、伊江島で60年以上の歴史を持つ「伊江村生活研究会」という女性たちの団体をご紹介します。

どういう方たちが入会しているの?

伊江村生活研究会は、農漁村の婦人たちが知恵を出し合い、地域の生活改善を担うことを目的に昭和33年に始まったと言われています。

伝統食・行事食の掘り起しや、島野菜を活用した新しい料理、その他、島の特産物を活かした加工品の開発にも取り組んでいて、その活動に興味関心がある人達が入会しています。

入会条件は伊江村在住で会の活動の主旨に賛同する方。年会費は3000円です。

私が入会したきっかけ

会員と共に村外視察研修に参加させてもらった機会があり、普段は行く事が少ない、生活研究会で作っている商品が陳列されているお店を視察したこと。

そこで働いている方々のイキイキしている様子や、これまで目にした事が無い商品が多く陳列されていたことに新鮮な感動を味わいました!

活動のペース(不定期開催)

2023年7月末現在で決まっている行事は、伊江村で12月頃開催されるチューパンジャ祭りに出店する事。

チューパンジャとは、島の言葉で元気者、賢い者などという意味があり、村の産業まつりと文化祭が一緒になったようなお祭りです。

その祭りに伝統食や行事食を作って出店します。2・3日前から食材の下ごしらえなどを行うので、それぞれ自分の参加出来る時間に工房に行き活動します。

生活研究会の一大イベントです。

その他の活動

その他に不定期で万能たれ作りや、季節の野菜で漬物などを作っています。

規格外で出荷できない農産物や貰った野菜を長期保存できるように加工します。

活動日も

○○さんから野菜を貰ったので○○を作ります。時間の空けられる方は参加下さい。

万能たれが在庫少なくなっています。〇時から来られる方は作業所に来て下さい。

など、会長からメッセージが送られてくるので、その時間に動けるメンバーが参加します。

この間も、規格外のキュウリを大量に頂いたので、会員の一人が講師になり、キュウリの漬物を作りました。

あまり馴染みのないコチジャンなどを入れたピリ辛漬けや、ワサビ漬けにしたり、もやしときゅうりのラムルなど一緒に作りました。

私のおすすめはワサビ漬けです。

ワサビのピリッとした辛さがたまりません!

その他にも、生姜が旬な時には、島産の新鮮や生姜を使い生姜佃煮も作りました。

入会して良かったこと

色んな調理方法が分かった事や農作物を無駄にしないで活かせる事が魅力です。

お隣さんから、いっぱい野菜もらったけどどんな風に調理しようかと悩んだりした時、メンバーと一緒に長期保存が出来る調理方法を教わったりする事で食材が活かせます。

 

生活研究会は、これまで地域の資源を活用した特産品の開発や、島で古くから親しまれてきた伝統の味を引き継いで、未来につなげていく食育教育活動にも取り組んできました。

ですが近年、郷土料理への興味関心も薄くなり、嗜好も変化し会員が少なくなってきているので、会員はいつでも募集中です!

伊江島在住でご興味がある皆さん、島の食材の活かし方、美味しい調理方法など一緒に考えませんか?

 

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