軽石被害が生んだおもしろエピソード

こんにちは。
多くの被害を及ぼしている軽石ですが、今回はクスッと笑えるお話を二つご紹介します。

1.Kさんの「かまぼこ事件」

伊江島には数々の名産があるのですが、その中から今回の主人公は「又吉かまぼこ」です。

伊江島の又吉かまぼこは、白身魚のダツを骨まで砕いて作られている独特な味わいがあり、知人が来島した際はお土産に持たせたり、島外に住んでいる伊江島人は里帰りがてら、たくさん購入して自宅に持って帰るような「ふるさとの味」の定番商品となっています。

Kさんは伊江島在住で、沖縄本島へ渡る際はいつも大量のかまぼこの注文を受けます。
この日は何と106個!

量が多く重すぎて持てないのでキャリーケースに詰めたそうです。

「旅行に行ってきまーす」の雰囲気で船に乗ろうとしたところ、何とその日は軽石の影響で船は欠航・・・!

しかもいつもは朝の6時30分頃に、船が欠航する際にはお知らせの防災無線が流れるのですが、この日に無線が流れたのは9時過ぎ・・・!

「本日のフェリーの運航は軽石の漂着で船が接岸する事が出来ないので、全便欠航となります。」
今更いわれても・・・、とKさんは一瞬唖然として、時が止まったように感じたそうです。(笑)

さあ、この106枚・・・
いや、サービスされた2枚も入れて108枚のかまぼこ、どうする・・・!

彼女のとった行動は、

「かまぼこ屋はじめました。買ってください!」と、

事の成り行きをInstagramで投稿。

すると、多くの友人知人から連絡が入り、108枚のかまぼこは見事に完売しました!!

彼女のキャリーケースに残ったのはかまぼこの残り香だけでした。(笑)
めでたし、めでたし!のお話でした。

私は、この話を聞いて内容のインパクトが強すぎて、その後、キャリーケースを持っている人を見ると「中身は何だろう・・・?」と思うようになりました。

2.Kさんの「あんこ餅事件」

朝の早い時間に売り切れてしまう人気の「あんこもち」にまつわるエピソードも、別のKさんという方から伺いました。

本島で会合があるので、その時のお茶菓子にと、「あんこもち」を10パック注文しました。
1パックには、6個のあんこもちが入っているので、合計で60個を持参するつもりで購入。

「きっと喜んでくれるだろう。」とみんなの喜ぶ姿を想像し、いざ出発!と思ったその時、まさかのフェリー欠航のアナウンス。

タララ~ン…
一瞬凍り付いて頭が真っ白になったそうです。

仕方がないので、Kさんは気前良く職場の皆さんに配ったそうです。
中には購入してくれた方もいたそうで、無事に全部配りきる事が出来てひと安心したそうです。

いかがでしたか?

コロナの後は軽石。
次から次へといろんなことが起きますが、少し心がほぐれたお話でした。

伊江島の船舶の運航状況は
伊江村船舶課(0980-49-2255)にお電話するか、伊江村ホームページでも確認できるので、ご来島予定の際はご確認下さいね。

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