伊平屋島からシマムーです♪
移住の理由って人それぞれ、家庭それぞれの事情がありますよね。
結婚相手が島の人だったり、仕事で縁があり気が付いたら移住してたり、子育てによりよい環境を選んだ結果だったり、とか…。
自分の場合は、夫(移住当初は結婚前なので彼)のやりたい仕事が出来る環境を探して。
2人とも親戚縁者が沖縄にいないので何のツテもなく、手探りだらけの移住でした。
そんな中一番苦労した、住宅事情について経験を交えながらちょっとお話をしたいと思います。
島には不動産会社がない!
移住を検討していた島には不動産会社がありませんでした。もちろん伊平屋島にもありません。
じゃあどうやって家探しするの? 最初の疑問ですよね。そこで島の役場を訪問しました。
伊平屋島では役場の方のツテで空き家を見せていただき、「本気ならば家主を紹介するので直談判してくださいね」という状況でした。結局は仕事を先に決めて、仕事先が管理するプレハブにしばらく住まわせていただき、村営住宅の募集がかかったら応募、という手順を踏みました。
でもあまりオススメできる方法ではないかもしれません。何故かと言うと、結局仮住まいなので、持ってきた荷物どうしましょってことや、家電やタンスいつ買えばいいのか、とか色々問題がありました。でもなかなか出来る経験ではないので、楽しみましたけどね!
いろんなハードルを乗り越えて移住を実現。毎日きれいな海が見られるってすごいこと!
村営住宅は島外からの応募もできるか?
ある島の役場では「空いている家はあるけど、基本的に区長が管理している。しかし区長を紹介することはできない」ということだったのですが、その役場職員は「近々村営住宅の募集があるので連絡しましょうか?」と言ってくれました。
でもこれって意外とムチャな話。この役場職員は本島から来たばかりで島の事情があまりわかっていなく、何とかしてくれようとしたやさしい人。でも、たぶんあとで先輩に怒られちゃったかな? 結果的に連絡は来ませんでした。
だって島内在住でも家を探している人はたくさんいるんです。在住っていうからには住める家があるんじゃないの? と思うかもしれませんが、その環境がどんなものかはわかりませんよ。例えば台風で壊れかけた家に住んでいたり、自分たちのようにプレハブであったりとかね。
時間をかけて知り合いをつくるのが最善策?
「一朝一夕で家が探せると思うな! 何度も何度も島に通い、少しずつ信用を得てからやっと家を紹介してもらえるんだ!」
あるNPO法人に問い合わせたときに、1時間くらい電話先で説明されたことがありました。
時間やお金に余裕があれば、何度も島を訪れ、少しずつ知り合いを増やすのは最善の策かもしれません。小さな島では皆が知り合いでそれぞれが繋がっているから、空いている家や貸してもらえそうな家を知っている人、持っている人にたどり着き、家探しが出来ます。
ただ当時の夫(彼)の仕事は自営業で土日も休みがなかったし、何度も来島する時間(1~2年内に移住予定)そしてお金の余裕はなかったんですよね…。
伊平屋島の玄関口。家より前に、ポートターミナル見て「ただいま!」
伊平屋島の村営住宅って住みやすい?
村営住宅は古い棟から新しめの棟もあり、空きが出たら募集がかかります。だからどこに住めるかは運次第。
私は今、比較的古い村営住宅に住んでいます。2軒が繋がっている平屋建て庭付き。でも古いせいかアリがすごい。シロアリ駆除は入居前にされたようですが、もうすでに心配…笑。クロアリは気が付くと群をなして出てくる。なんかパッキン食い破って出てきてますけどー?な状態。それを笑えたらきっと楽しく暮らせます!「早く引っ越したい!」とイライラするようなら不動産会社があるところでの移住検討がいいかもしれないですね。
村営住宅は全棟台風対策を実施(全棟設置済かはわかりませんが…)。
個人的な感想としては、そんなアリ事情も庭付きの家も、東京にいたら経験できなかったことなので、毎日すごいなーと思いながら生活しています。不便も便利も何事も、経験できるって面白い!
住めば都! に出来るかどうかは気持ち次第、かもですね!
まさかの花を育てる日が来るとは!笑