こんにちは。
今日は、伊江中学校3年生を対象に「島建ち教育」の一環で行われる「魚料理教室」についてご紹介します!
伊江村には高校がありません。
島の子供たちは中学を卒業すると同時に親元を離れて暮らすことを余儀なくされます。
そこで15の島建ちにむけていろんな方面から島建ち教育が行われています。
9月15日に行われた「魚料理教室」は、「島建ち教育」の一環として行われ、講師には伊江漁業協同組合の八前組合長の他に、同組合職員や青年部員、女性部員等9人が指導にあたりました。
八前漁協組合長は
海に囲まれた伊江島の子供たちに魚のさばき方、切り方、調理法などを伝授し、これからの生活に生かしてほしいことと、どこに行っても郷土を想う気持ちをもってほしい。
と話しました。
調理の前に青年部の崎浜秀二さんが30キロ程のまぐろを解体しました。
見事な包丁裁きで身がきりはなされる度に子どもたちから歓声が上がりました。
この日の食材は、やいとはた(ミーバイ)と、ふえふきだい(タマン)。
中学生は組合員の指導を受けながら、慣れない手つきでうろこをとり、内臓を除き3枚におろす工程を魚と格闘しながらこなしていました。
さばいた魚は魚汁とムニエルやバター焼きに調理され、また、漁協から「イカ墨餃子」と「もずく」が提供され豪華な昼食となりました。
生徒たちは
ふだんはあまりやらない料理や魚のさばき方などを学ぶことができて良かった。このような機会を与えていただいた事に感謝します。
と話していました。