沖縄のお盆の過ごし方をご紹介!旧暦の七夕からウークイまで

沖縄のお盆の過ごし方をご紹介!旧暦の七夕からウークイまで

こんにちは。

お盆は、祖先の霊を祀る夏の風物詩で、日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した代表的な行事です。

今回は、他の県とは少し違う沖縄のお盆についてご紹介します。

沖縄のお盆の過ごし方

沖縄は、年中行事を旧暦で執り行う事が多く、お盆も旧暦の7月15日に行われ、今年は8月20日から22日の3日間でした。

それで、沖縄の暦には旧暦が表記されています。

〇旧歴の7月7日

お盆の前にお墓の掃除をして祖先にお盆が近い事を知らせます。

終わったらとお茶、お水、お花をお供えし、線香をたてて以下のように祈ります。

もうすぐお盆です。ウンケーの日には家にいらしてください。

〇13日 ウンケー(日中)

旧盆は、旧暦の7月におこなわれるので、「シチグヮチ」ともいいます。

13日から15日までの3日間は、仏壇にも線香を立て、3度の食事を供えます。

「ウンケー」とはお迎えのことで、精霊を迎える日です。

昼の間に、果物やサトウキビなどを仏壇にお供えします。

〇13日 ウンケー(夕方)

夕方になると、ご先祖様をお迎えする儀式をします。

沖縄では、線香の上にご先祖様が乗って入ってくるといわれているので、玄関で線香を2本と半分に火をつけ先祖をお迎えします。家主がそれを持って仏壇の香炉に立てます。

夕飯は「ウンケージューシー(お迎え用の炊き込みご飯)」や酢の物をお供えします。

〇14日 ナカビ

三度の食事をお供えします。お中元もこの日に配るのが一般的です。

来訪者にも線香をあげてもらいます。

〇15日 ウークイ

ご先祖様を見送る旧盆のメインとなる重要な日です。

三度の食事をお供えし、夕食には、豚肉、かまぼこ、天ぷら、カステラかまぼこ、こんにゃく、昆布、ごぼう、餅などをお重に詰めてお供えします。

親族が集まり歓談します。早く送るのはご先祖様に失礼にあたるので出来るだけ遅い時間に行われます。

線香を2本と半分(15本)の他、子や孫は半分(3本)の線香を人数分香炉に立てます。

「打ち紙」を水の入ったボールの上で燃やします。

その後、仏壇に供えていたお茶、水、酒、花活けなどをボールに入れます。供え物の餅や肉は裏返します。

一緒に過ごせて楽しかったです。供えたものをお土産に持って行ってください。

また来年もいらしてください。

とお祈りしボールに入れた水やお茶は、門のところでこぼします。

 

以上、いかがだったでしょうか?

お盆は、地域や家庭によって供養のしかたは多少変わります。

また、生活様式の変化などで少しづつ簡素化されていますが、祖先を崇拝し敬う気持ちは、これからも継承すべき大切なものだと思います。

 

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