「伊江村陸上競技大会」って知ってる?島人の誇りを賭けたアツい戦い!

「伊江村陸上競技大会」って知ってる?島人の誇りを賭けたアツい戦い!

こんにちは!

今回は、伊江村の陸上競技大会についてご紹介します。

伊江村はスポーツの盛んな地域なので「陸の王者」と称され、沖縄県の北側に位置する国頭地区大会では何度も優勝の栄冠を勝ち取っています。

その中でも村ぐるみで開催されているのが「伊江村陸上大会」です。

残念ながら、昨年と今年はコロナ感染拡大防止の観点から中止となりました。

陸上大会とは?盛り上がる種目は「各区対抗リレー」

伊江島には、8つの区(自治会)があり、伊江村陸上大会では、トラック競技、フィールド競技を、その区ごとで競います。

会場には、各区でテントが用意され、区民はその中で応援します。

競技は長距離走や短距離走の他、ハードル走、棒高跳び、やり投げ、砲丸投げなどもあります。

そんな中で昔も今も変わらないのは、プログラムの最後に行われる各区対抗のリレーのワンシーンです。

「よーい パンッ!」の出発の音とともに各字の選手はスタートするのですが、テントで応援していた人々は、総立ちになりそれぞれの字の選手を応援します。

拍手、声援、歓声で会場は一番の盛り上がりを見せます。

優勝した字のテントでは、太鼓や指笛に合わせカチャーシーを踊りだす人もいる程歓喜に満ち溢れます。

大会が終わる頃には、日は西に傾き風は涼しく秋の訪れを感じるのです。まさに伊江島の秋の風物詩です。

盛り上がりの様子はYouTubeでも配信中!

2年連続で中止になりましたが、大会の様子は伊江島のイメージキャラクター「タッちゅん」のYouTubeで公開されている動画から見る事が出来ます。

各区の熱い戦いが感じる事が出来るので参考までにご覧ください。

昔の村陸は、島の一大エンターテイメント

主催する団体がまだ組織化されていない頃は、「青年運動会」と呼ばれ青年が中心になって大会を開催していたようです。

その頃は娯楽や見世物がなかった時代でしたので、とても楽しみな行事でした。

村を挙げての一大行事で、家にいるのは、泥棒か病人だといわれる程、ほとんどの村民が応援に行きました。

子どもたちは朝早く起き、見学場所を確保するため、茣蓙を持って会場となる伊江小学校のグランドに行き、自分の区のテントの下に茣蓙を敷く役目がありました。

お母さんは朝早くから弁当を作り、お父さんも仕事を休み家族総出で応援に出かけます。

近年は過疎化や価値観の多様化で、村民総出で応援に行くという程ではないですが、それでも地域の話題は、「今年はどこの字が優勝するかねえ」など関心は高いです。

 

いかがでしたでしょうか?

伊江村陸上大会、来年2022年には開催できるといいですね!

 

 

 

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