こんにちは。
今回は、伊江島の学校で取り組まれている「外国語活動」の授業での1コマをご紹介します!
現地でのリアルな情報をご紹介しているので、離島での暮らしにご興味がある方はぜひご覧ください。
1.伊江島の学校での外国語活動とは
いまは全国の小学校で「英語教育」や「外国語活動」が授業として取り組まれていて、5年生と6年生は担任の先生が授業を行う『教科』の一部となっています。
伊江島では、幼稚園から小学校6年生まで授業があり、ALTと呼ばれる外国人の先生だけでなく、なかには地域人材を活用した取り組みも実施されています。
早速その授業にお邪魔して、教室での取り組みを具体的に見てみましょう!
2.「オンラインでシンガポールに行ってきたよ!」
伊江村立西小学校の3年生・4年生は、3月16日、同校地域連携室にて外国語活動の授業を行いました。
授業は週1回、外国語指導員として授業を担当している大房千紘先生が進めました。
この日は大房先生の知り合いで、シンガポール在住の片野祐斗さんとオンラインで繋ぐ取り組みが行われ、教室の全面の大型スクリーンには、シンガポールにいる片野さんとシンガポール人の友達のリンさんの姿が映し出されました!
片野さんはシンガポールの日本人学校で、現在4年生の担任をしているそうです。
片野さんがシンガポールの代名詞であるマーライオンの隣に移動し、それが画面に映し出されると、子どもたちは歓声を上げました。
2人の自己紹介の後、こどもたちは「何色が好きですか?好きなスポーツは何ですか?」などを英語で質問しました。
「なぜシンガポールに行こうと思ったのですか?」という質問に片野さんは、
大学の時、海外は楽しそう。一度は行ってみたいと思った。それには英語が必要だと思い勉強を始め、アメリカに留学した。外から日本を見る事も大切です。皆さんも好きな事があったら挑戦してみて下さい。
と話しました。
この日がちょうど今年度最後の授業でした。
授業を終えた子どもたちのなかには
最後の英語の授業で祐斗さんと英語でリモートしました。祐斗さんの質問の答えも分かったし話している言葉も理解出来ました。英語にも興味が持てました。授業の中でいろんな国の事も学べて良かったです。
と1年の感想を述べた子もいました。
大房先生は「この授業を通して外国語に興味を持ち、自分なりの英語を学ぶ意味やモチベーションを高めるきっかけを見つけてほしい。」と話しました。
3.オンライン体験で得られるもの
コロナ渦の中、リモート会議やオンライン授業などが頻繁に行われるようになりました。
離島に居ながらにして世界のあちらこちらにいる人と会話が出来たり、行ったこともないところへも行ける良さがあります。
子供たちが体験しているオンライン授業は、視野を広げる最高のツールだと思います。
しかし、現地ならではの風を感じたり、草花の匂いをかいだり、その地の美味しいものを食べたりなどの5感で感じる事にかけては現実に勝るものはありませんよね。
この授業を受けたこどもたちが伊江島から世界に羽ばたいてくれたらと思いました!