こんにちは。
今日は、伊江島で60年以上の歴史を持つ「伊江村生活研究会」という団体をご紹介します。
どんな目的で始まったのか、これまでの活動やこれからの活動などを覗いてみましょう!
1.「伊江村生活研究会」とは?
伊江村生活研究会は、農漁村の婦人たちが知恵を出し合い、地域の生活改善を担うことを目的に昭和33年に始まりました。
これまで地域の資源を活用した特産品の開発や、食育教育などを行うほか、島で古くから親しまれてきた伝統の味を引き継いで未来につなげていく活動に取り組んできました。
昭和60年には、それまでの活動をまとめた「ふるさとの味」というレシピ本を発刊し、村民に活用してもらっています。
平成20年度には、50周年記念誌として「ふるさとの味」を再発刊しました。
伝統食・行事食の掘り起しや、島野菜を活用した新しい料理も加えた料理のレシピが掲載されています。
その他、島の特産物を活かした加工品の開発にも取り組んでおり、港内にある「伊江島物産センター」やインターネットでも販売しています。
このように、地域の良さを生かして健康で住みよい地域づくりに貢献していることが評価され、平成24年に「沖縄ふるさと百選」にも認定されています。
2.「万能たれ」の新ラベルが誕生
2021年の春、島の隠れたロングセラー「万能たれ」の新ラベルが誕生しました。
新しいラベルのテーマは「継承」で、これにはたくさんの想いがつまっています。
そもそも、伊江村生活研究会自体が、たくさん商品を売って多くの利益を出すということよりも、「伊江島にこういう団体がある」ということを知ってもらい、万能たれの味そのほかの商品がこれまで以上に引き続き愛され続けることを大切にしている団体です。
ラベルは高級感のある緋色(ひいろ)を基調に、少量生産の手作りである事や伊江島産の貴重なニンニクを使っている価値を表現しています。
またラベルの背景には、「伊江島の村踊」の衣装に刺繍されている各区の紋がモチーフとしてあしらわれています。
「伊江島の村踊」は400年以上も続いていて、国の重要無形文化財にも指定されています。
「生活研究会も商品を通じて、伊江島の村踊のように、これから先の未来も伊江島の味を継承していく」という願いと思いを込めて「継承」というテーマとしたそうです。
以上、伊江村生活研究会の活動とロングセラー商品、いかがでしたでしょうか?
この商品は現在、伊江島内では「たんぽぽ作業所」のお店ですでに販売中で、近々港の売店でも販売されるかもしれないそうです。
また、本島では期間限定で、宜野湾市のハッピーモア市場にも納品させていただいています。
気になる方は、ぜひお手に取ってみてください!
製造者:友寄澄子(伊江村生活研究会)
沖縄県国頭郡伊江村字西江上151-1