こんにちは。
伊平屋(いへや)島在住歴9年目の叶雅美です。
早速ですが、みなさんは旅先でどのようなことを思いますか?
旅の目的は人それぞれだと思いますが
歴史好きの方はきっとこんなことを思うのではないでしょうか?
・いつから人が住み始めたの?
・どんな風に暮らしてきたの?
・解明されてない歴史や伝説ってミステリアスで気になる!
普段とは違った景色、出会う人、空気がそうさせるのかもしれませんね。
人の営みがあれば必ず歴史があります。
人口約1,230名の小さな伊平屋島にだっていろんな
歴史や文化、暮らしがあります。
そこで、今回は沖縄県最北端の島・伊平屋島の歴史を今に伝える
「伊平屋村歴史民俗資料館」をご紹介します!!
伊平屋村歴史民俗資料館
伊平屋村前泊港のすぐ目の前にある赤瓦の建物が
伊平屋村教育委員会が管理・運営する「伊平屋村歴史民俗資料館」です。
沖縄らしく2匹のシーサーが出迎えてくれます。
早速中に入ってみましょう!
小さな資料館ではありますが
丁寧に分かりやすく並べられた展示品の数々に
思わず見入ってしまいます。
島民からの寄贈品もありますよ。
貝塚時代から現代に至るまでの伊平屋島の
歴史、文化、自然、暮らしが分かるようになっています。
伊平屋島の歴史を語るうえでは外せない
屋蔵大主(やぐらうふすー)の紹介コーナーもありますよ。
屋蔵大主は最初に琉球を統一した王様・尚巴志王の
曽祖父であると言われています。
元から伊平屋島に住んでいたのか、
それともどこか遠いところからやってきたのか…。
真相は未だ解明されていません。
一方で暗い戦争の歴史も紹介されています。
伊平屋島では太平洋戦争による大きな被害は無かったと言われていますが
米軍が上陸する際に亡くなった方もいます。
毎年夏になると平和や戦争をテーマにした企画展も開催しています。
その他にも神行事や家屋、生業、地形など伊平屋島にまつわる情報が
ぎっしり詰まった玉手箱のような場所はきっとここだけでしょう。
伊平屋村歴史民俗資料館の入館方法
入館料は大人200円、子ども100円です。
開館時間は10時~17時です。
休館日は毎週月曜日、祝祭日、年末年始、慰霊の日(6/23)となっています。
港のすぐ目の前にあるので迷うことなく行けますし、
もし仮に天気が悪くなってもここでなら伊平屋島のことを知り、
楽しめることでしょう。
伊平屋島に着いたらまずは「伊平屋村歴史民俗資料館」を訪ねてみて下さい。
ここで伊平屋島の概要を知ってから島を巡るのと巡らないのとでは
その面白さや楽しさが違ってきます。
スタッフの方に館内を案内していただくことも可能です。
ぜひ疑問に思うことや確認したいことを聞いてみましょう。
伊平屋島が更にぐっと近く感じられるはずです。