伊江島の小学校の長距離走!懸命に走りぬく子どもたち

こんにちは。

伊江島にある二つの小学校と、両小学校で毎年1月に開催される長距離走の大会についてご紹介します。

(1) 伊江小学校の持久走

伊江島の東側にある伊江小学校は、1880年に創立され今年で143年の長い歴史を持つ学校です。

伊江島には、8つの区がありますが島の東側に位置する東江上、東江前、阿良の3区にすむ児童が通っています。

毎年1月には「自分のペースで自分の目標に向かって、最後まで走りぬく」をめあてに、持久走が開催されています。

幼稚園生から3年生までは学校の運動場を走り、4年生から6年生までは校外の一般道路を走ります。コースになっている沿道には近くに住む島人が仕事の手を休めて応援しています。

そのほかにトリムの部もあり、自分の申告したタイムに近いタイムを出した児童が表彰されます。

どの子ども達も、家族や地域の人たちの声援を受けて今年も懸命に走り切っていました。

(2) 西小学校恒例のチューパンジャマラソン記録会

伊江島の西側にある西小学校は、当初は伊江小学校の分校として西江上、西江前、川平、真謝、西崎の5区にすむ児童が通っていましたが、1958年に西小学校として誕生しました。

西小学校では、毎日、走ることによって持久力や体力をつける事以外に、目標に向かって計画的に努力する力、継続する力を養う事をねらいとした、チューパンジャマラソンも行われています。

1月の期間中、自分で決めた目標の距離を、朝の活動時間や2時間目の休み時間、昼休み等に運動場を走り、チューパンジャマラソンカードに走った距離だけ色を塗り、期間中頑張った児童、各学級1名にチューパンジャ賞が贈られます!

ちなみにチューパンジャとは、伊江島の言葉で元気・働き者という意味です。

西小学校の子どもたちが、元気にすくすく育ってほしいという願いが込められているのでしょうね。

また、期間の最後に、学校の近くにある「ミースィ公園」で「チューパンジャマラソン記録会」が開催されています。

この大会は、校内マラソン大会が行事としては削減されたため、記録の更新や上位入賞をねらい、持久走大会を楽しみにしている児童や保護者もいる事から、体育の授業の一環として開催されている大会です。

その会場では、仕事の合間を縫って保護者や家族が応援に駆け付け、力の限り精一杯走る子ども達に大きな声援を送っている姿がありました。

 

いかがでしたか?
それぞれの小学校が特徴をいかしながらも、子ども達の健やかな成長を願い、学校と地域が一体となって子どもたちを見守り応援している様子が伺えました。

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