子供たちも楽しみにしている「お父さんの読み聞かせ」

こんにちは。

伊江島には小学校が2つありますが、そのうちの一つ、島の西よりにある学校、西幼稚園・西小学校では、お父さんがたによる読み聞かせが7月8日に行われました。

今回は、その様子をお伝えしたいと思います。

お父さんによる読み聞かせが誕生したのは?

「お父さんがたによる読み聞かせ」は、日頃、子供と接する時間が少ないお父さんが、絵本を読んで聞かせたり、話をしたりする事で、子供たちと時間を共有することが大切だとの考えから始まりました。

例年は、父の日の前後に行われていましたが、今年はコロナの影響もあり予定より遅れて実施しました。

読み聞かせの様子を覗いてみましょう!

8人のお父さんが、幼稚園から6年生までそれぞれ、自分の子供がいる学年で実演しました。

 

幼稚園生の教室で「1歳から100歳の夢」を読んだお父さんは

夢があれば夢に向かって進んでいく。目標ややるべきことも分かってくる。夢をもつ事は大事だという事を子どもたちに伝えたかった。西幼稚園の子供たちも夢がいっぱいあったので良かった。

と話しました。

1年生の教室では歯科医師が、「はないきおばけとくちいきおばけ」を紹介しました。

鼻で息をする「はないきおばけ」と口で息をする「くちいきおばけが山の頂上まで誰が先に着くか競争する話。優勝したのは、はないきおばけ。優勝の秘密は「あいうべ体操」だったという話。

読み進めながら1年生も一緒に口を大きく開けて「あいうべ体操」をしました。

あるお父さんは、

今日は、いつも子どもが自分に読んでくれている絵本を家から持ってきました!

これから、私がみなさんに読みたいと思います。

と読み始めました。

 

 

お父さんたちは、

一緒に楽しく読めました。盛り上がりました。普段なかなか話す機会がないので良かったです。

等と感想を述べました。

今回は、絵本の読み聞かせの他に、お父さん自身の体験談や日ごろ感じている事や生きていく上で大切な物事の考え方などについての話もあり多彩な内容でした。

 

いかがでしたか?

最近では、イクメンという言葉も良く聞くようになり、以前よりは育児に参加されるお父さんも、増えているとは思います。

しかし、学校へ出向き、子どもの前で読み聞かせをしたり、話をしたりする場面はなかなか無いと思います。

出勤前の心せわしい時間帯、15分という短い時間ではありましたが、絵本を読んだり、自分の経験からお話をしたり、子どもたちのために時間を作って、子供たちと向き合っていれるお父さんは、素敵だなと思いました。

子どもたちも身を乗り出してお父さん方の話を聞いていましたよ。

西小学校では、地域の読み聞かせボランティアの方々の協力を得て、島言葉で島の昔話を紹介する等、様々な楽しい取り組みが行われています。

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