島の土を知らなきゃもったいない!

はいたい!カーリーです。

今回は少しマニアックな記事になりそうです(〃艸〃)ムフッ、

タイトルにある通り、

北大東島の土について

12/12日曜日に、北大東村民俗資料館リニューアルオープン記念ワークショップが行われました。

人材交流センターの一角にある北大東村民俗資料館は、今年の7月まで開いていましたが、リニューアルのために今は作業中で、2022年の3月にオープンします。
それに先立ち、リニューアル記念ワークショップとして、島の土を知らなきゃもったいない!ということで、島の土を知らなきゃもったいない!ということで、農業や土壌を研究している方や、沖縄土壌医の会の方々が来島してくださり、北大東島の土について教えてくださいました!

島の土の名前は?どんな特徴がある?

まず、北大東島の土の種類やその呼び名を学びました。

島には4種類の土壌があり、それぞれ、サラサラジー、タッチマヤージー、リンコウジー、マルヤマジーと呼ぶそうです。
資料1を見て分かる通り、島の大部分はサラサラジーと呼ばれるもので実際に触ってみるとサラサラとした土でオレンジっぽい色をしていました。

2つ目のタッチマヤージーは、島の東側に分布しており、赤土で表土が硬く、耕しにくい特徴があります。機械の刃を壊すほど硬い土だそうです。

次に、リンコウジーは、北西部に部の分布していて燐鉱石の影響で地力が高くさとうきびの生育も良好と言われています。リンコウジーというのは燐鉱があった場所にしかないものなので世界的にも珍しい土だそうですよ!

最後は、島の中央部、池の周辺に分布されているマルヤマジー。地下水位が高く、湿害を受けやすい特徴があります。

 

今回、ワークショップが行われた場所は島の東側で空港の近くの畑で土壌を観察しました。
土壌モノリスと言って、土に湿布のようなものを貼ってそれを剥がした断面図から土壌の色や地表からの深さを見て、どうやってできたのか、いつからの土なのかを教えてもらいました。

地面の上を歩いていると、その地面の下がどんなふうになっているのかあまり考えたことないですが、今回初めて断面図を見てとても興味深かったです。
主催の皆様が前日に他の3カ所でも土壌モノリスを取ってくれて当日はそれを並べてくれていたので、観察したり触って確かめてみると、呼び名や特徴が一目瞭然でした。


土の成分はどんなもの?

土の色がそれぞれ違うのも、土の中に入っている鉄や有機物等の混ざり具合で土の色が決まると言っていました。

そしてそれぞれ引き算をすると、こんな実験結果になったそうでうす。

赤や黄色の土に鉄が含まれているのなら、磁石もくっつくのか?実験してみたかったな~。

お待ちかねのテラリウム作り!

土についてお勉強した後は、その土を細かく砕いたものでオリジナルテラリウムを作りました!

それぞれの土をスプーンで入れて層を作って仕上げの飾りもたくさん準備されていたので、子どもたちも大はしゃぎでした。

ちなみに私は、ホワイトクリスマスっぽく一番上にドロマイトを敷いて、松ぼっくりや貝をツリー風に挿して、かんせ~~~~い!!!

可愛くできました🎄✨

3月の民俗資料館リニューアルオープンの際にも、何かイベントがあるようなのでそちらも楽しみですね!

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