こんにちは。
今回は、伊江島の地下ダムについて勉強をした伊江小・西小学校4年生の取り組みをご紹介します。
地下ダム見学とは?
伊江島には川がないので水の確保に苦労してきました。
ため池だけでは、飲料水や生活用水、農業用水などが足りないので水の確保のためにダムを作りました。
内閣府沖縄総合事務局の土地改良総合事務所の方々が、10月27日に伊江小学校、11月11日に西小学校の4年生を対象に、地下ダムの出前授業を行いました。
島の小学生が農業用水に対する関心を高め、地下ダムの働きや、農業に対する理解を深める事をねらいとしています。
子ども達も興味深々!知らない事がいっぱい
最初に「地下ダムの必要性やダムの構造」等をスライドや映像を見ながら説明を聞き、伊江村の農業の現状や地下ダムの水が農業に役立っている事などを学びました。
その後、伊江土地改良区の知念さんの案内で、地下ダムに溜まった水を地上に救い上げるポンプやファームポンドを見学しました。
それから、取水ホースによる散水体験やスプリンクラーの散水の様子を見学しました。
ホースから勢いよく飛び出す水に子ども達は歓声を上げました。
見学を終えて子ども達は、
これまでは、地下ダムの事は分からなかったが今日の授業で地下ダムの目的などがわかった。
地下ダムの深さは城山の中腹から頂上くらいまでの高さと同じくらいだとわかった。
農業用水として水を使えるようになるまでには、難しい工程があった事がわかった。
散水体験が楽しかった。
など、授業の中で分かった事や体験した事など発表していました。
いかがでしたか?
地下ダムやそれに関わっているすべての方々のお陰で、今では水不足で農作物が枯れる事は少なくなりました。
今回の見学で、水の大切さや島の基幹産業である農業について少しでも関心が深まればいいなと思いました。