こんにちは。
今回は、島の子供たちの「特色ある学習」についてご紹介します。
伊江村には2つ小学校がありますが、その一つ伊江小学校4年生の英語の授業を覗いてみましょう。
1.伊江小学校4年生、マルタ共和国とリモート授業
7月7日、外国語活動の一環としてリモート授業が行われこの日は、語学留学中の石川皓大さんとオンラインで繋ぎ授業をしました。
石川さんは「マルタ共和国」という国に留学しています。
「マルタ共和国」は、地中海に浮かぶ島国で、3つの有人島と2つの無人島からなっている、イタリアの南側に位置する国です。
日本からは、飛行機で乗り継いで15時間半から21時間ほどかかるそうです。
公用語はマルタ語と英語が使われていますが英語が主流の国で、ヨーロッパを始め多くの国から「英語を勉強したい」と志す人たちが集まる留学先として知られています。
最近は日本から留学に行く人も増えているそうです。
今日の授業の目あては「英語で時間を理解しよう」です。
導入では、大房先生の指導のもと、軽快なリズムに乗って
「What time is it?」
を、すぐ話せるように何度も繰り返し練習しました。
教室前面のスクリーンにうつし出された石川皓大さんに子供たちは、
「What time is it?」
と質問しました。
「5 am」という答えが返ってくると「えぇっ」と驚きの声あげました。
その他、好きな色は?好きなスポーツは?、好きな食べ物は?
など自分たちで考えた質問を英語で訊ねました。
2.「夢があったらすぐ実行しよう!」(リモート先の石川さんの想い)
石川さんは
僕は6年生の時に留学して英語を話せる様になるという夢を持った。
大学に入って、自分の最もやりたい事を考えた時、やはり英語を話せる様になる事だったので、死ぬ気で働いてお金を貯め貯めて、マルタ共和国に留学することが出来た。
みんなもやりたいことがあったらすぐに実行に移してほしい。
夢が叶うまで最後まで頑張ってください。
と子どもたちへエールを送りました。
石川さんは、4月11日から9月25日までマルタ共和国で英語の勉強をするそうです。
3.授業を終えて・・・。
大房先生は
時間を訪ねる事を学ぶ単元だったので、その言葉を使える事と、自分たちが住んでいる伊江島との差も体験してほしかった。
英語は楽しいと思う気持ちがあると話せるようになる。
オンライン授業等を通して体験型英語を楽しめる機会をいっぱい提供したい。
と授業への想いを話しました。
子どもたちは
リモートでの英語の授業は楽しかった。
皓大さんは留学するという夢に向かって、一生懸命働いてその夢を叶えたので僕もプロ野球選手になるために頑張りたい。
と話しました。
沖縄の小さな離島伊江島と南ヨーロッパにある小さな国マルタ島がスクリーンを通してより身近に感じられました!
子どもたちの目も広い世界へ向かっていってほしいなあと思いました。