厳かな空気に包まれる伊江島の「照太寺」と「権現堂」がすごい!

厳かな空気に包まれる伊江島の「照太寺」と「権現堂」がすごい!

こんにちは。

今回は、伊江島に唯一あるお寺、「照太寺」の紹介をします。

島の西側、西崎という字にあります。

このブログで、その名前の由来や歴史を辿っていきましょう!

1.「照太寺」の由来と歴史

「照太寺」は、1554年尚真王の時代に建てられた勅願時(ちょくがんじ・国家鎮護の祈願寺)です。隣接するに「権現堂」と共に建てられました。

その昔、伊江島で毎夜、光るものがあり、島民は不思議に思っていました。

王府の使者が調べたところ、大きな古い鏡が発見され、老僧が「これは伊勢の天照大神の垂迹(すいじゃく・仏や菩薩が神の姿になって現れる事。権現)だ」といって、社となる「権現堂」を建立し、鏡を安置することになりました。

「照太寺」は、首里城のふもとにある円覚寺の末寺で、大変格式の高い臨済宗妙心寺派のお寺です。

ご本尊は観世音菩薩で、沖縄では数少ない本格的な寺院の形式で建立されました。

 

なぜ「権現堂」と「照太寺」が同じ敷地内に隣接しているのかというと、建立当時から「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」という、神道と仏教が融合した信仰体系として再構成された宗教が主流となっており、明治維新までは、この形式のお寺が多く存在していました。

明治時代以降は、「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」の風潮が広がり、多くのお寺が壊されたため、照太寺も荒れ果てた時代もありましたが、2018年には村の村指定史跡として大切に保存されています。

 

「照太寺」という名前は天照皇太神にちなんで名付けられました。

また建立当時、同じ名前のお寺が多くなったことから、区別するために「山号」という呼び名が付けられており、照太寺は「浮亀山(うきさん)」とも名付けられました。

山号の由来は、かつて「伊江島」が「うきしま」と呼ばれたためとも言われています。

2.中にある建物

道の脇に建てられた照太寺と書かれた木柱から中に入っていくと山門があり、そこには「浮亀山」とかかれた扁額が掲げられています。

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本堂には御本尊である「観世音菩薩」が祀られています。おみくじを引く事も出来ます。

本堂の右側には授与所があり、絵馬やお守り、御朱印等を買い求める事が出来ます。

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そこを左に曲がると 木々が鬱蒼と茂っている場所があり、石の階段を上った所に古色を帯びた祠があります。そこが鏡の祀られている権現堂です。

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いかがでしたか?

神様や仏様、自然、すべての物に畏敬の念がわいてきますね。

伊江島へお越しの際は照太寺にも立ち寄ってみては、いかがでしょうか。

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