みなさんこんにちは!粟国島からmiyabeeです。
3月、4月とかなりバタバタしてしまい、更新が遅くなってしまいました。
粟国はだいぶ気候が安定し、観光の方も増えてきました。
先週は激しい雷雨もあり、あっという間に春を飛び越し夏が来てしまったかと思うと少し寂しい今日この頃です。
さて、前回の予告どおり、今回は2月9日に行われたマースヤーと、その翌日から行われた旧正月についてレポートしていきたいと思います!
マースヤーの流れをご紹介!
前回のブログでも触れましたが、マースヤーとは粟国島で100年以上続くと言われる旧暦大晦日の行事。
原や組と呼ばれる小字ごとに集まり、旧暦大晦日の夕方頃から地域の家を訪問し、祈願の塩を盛ったり踊りを奉納したりします。
私が所属する地域では、15:00頃から準備がはじまります。
まずはメイクと髪のセット!女の子たちは琉球舞踊でおこなうようなメイクを施し、髪をまとめてお揃いの髪飾りをつけます。もちろん、専属のヘアメイクさんはいないのでできる大人が手分けしてやっていきます。
この日は学校は半日で終了!ただし、大人は普通に夕方まで仕事なのでバタバタ!
女の子たち6名ほどのヘアメイクが完了するまで2時間ほどかかりました😅
その後、集まってきた男の子たちや大人たちと腹ごしらえのカップ麺を食べ、集合写真を撮っていざスタート!
とにかく歩いて踊るの繰り返し!
マースヤーのスタートはカドと呼ばれる場所で行われます。私が所属する地域では、集会所の横、集会所のすぐそばの四つ角、地区の拝所前2箇所の計4箇所。
この日はスタートが遅くなってしまい、辺りはすっかり真っ暗💦
でも、久々のマースヤーでみんなワクワクしています。
カドで踊ったあとは各家々を廻っていきます。
1軒につき披露する踊りは2~3曲。家の広さやお祝い事のあるなしで曲数が変わったりします。各原・組それぞれ踊る曲は様々で同じ曲でも踊りが違ったりするので見ごたえがあります!
そして、移動はほぼ歩き!小さな島であり、基本的には自分達の暮らす地域を廻るので車移動はほぼしません。大人から子どもまで歩いて移動します。なので、子どもたちは着物にスニーカー。大人たちは足袋に島ぞうりという出で立ち笑
(写真を撮る暇がなかったので載せていませんが、私もバッチリその格好で参加してましたが、足腰がやばいことになりました😥年には勝てない💦)
歩いている間はいろんな話をしたり、眠気覚ましに歌ったりゲームをしたり、みんながわいわい賑やかに練り歩きます。
おうちにももちろんきていただきます!
私と息子は踊り、主人は太鼓で参加している我が家ですが、当然招く側にもなります。
自宅近くの家を廻り始めると準備をしに家に帰り、用意していたお酒やおにぎり、唐揚げ、お菓子を庭に出し訪ねてきたみなさんに振る舞いをします。
※これは数年前の我が家のおもてなしの一部
我が家に廻ってきたのは午後9時過ぎ。幼稚園生の息子はここで参加終了でしたが、満足したようでした。
最後まで参加した主人に聞いたところ、クラブに帰ってきたのは午前0:30頃とのこと。
今は子どもたちが中心となって踊りに参加していますが、昔は踊りのうまい青年たちしか参加できなかったとか、オーディション?のようなものがあったとか、なかったとか?時代の変化とともに変わりながらも受け継がれている行事なのです。