伊江中1年生がシンガポールとのオンラインで「国際理解」を学ぶ

こんにちは。

今回は伊江中学校1年生を対象に行われている「国際理解教育」を紹介します。

国際理解教育は、互いの文化や考え方を知ることでお互いの違いを理解し、相手を尊重することで相互理解の態度を養う教育の事です。

自分だけのカラに閉じこもることなく、世界の国々について広い認識と理解を持つ事が、離島で生まれ育つ子どもたちには重要だと思います。

海外とオンラインで行われた国際理解の授業

伊江中学校の1年生では、伊江村を拠点に活動するつなぐ商店tetoの大房千紘さんが講師を務めます。

生徒たち自身が「国際理解」の必要性を知り、なぜ学ぶ必要があるかを自分の言葉で表現できることを目指し、国際社会を生きるには、相手と自分自身を知ることが重要だという視点を深めることを目的としています。

大房さんは、普段からシンガポールの法人Vivid Creations Pte Ltd(以下、VC)とフルリモートで業務にあたるなど、国内外の事業者と仕事をする複業家。

その経験を活かし、「キャリア教育」と「国際理解教育」の双方の観点で、4年前から毎年外部講師として本授業を担当しています。

5月10日に行われた授業では、実際にシンガポールとオンラインでつなぎ、VCに勤める静岡県出身の宮川元希さん(CMO)をゲストに招いてシンガポールでの生活や文化の嗜好性について学びました。

生徒らはこの授業の後、シンガポール向けの伊江島PR動画を企画するグループワークに取り組み、学級内でのプレゼンテーション大会に臨みます。

企画の検討にあたり、宮川さんから

誰に向けての動画か、何を発信するかを検討することが大切

とアドバイスをもらいました。

授業を終えた生徒たちの感想と講師のコメント

オンラインでのインタビューを終えた1年生は、

  • シンガポールの人は和食や日本の四季を楽しみたいと思っている人が多いと知った

  • 元希さんアドバイスが無ければ、シンガポールの人が喜ばないプレゼンテーションの内容になっていたかもしれないと感じた。

と振り返りました。

伊江島に5年間在住し、今年も講師を務めている大房さんは

高校進学を機に親元を離れる子供が多い伊江村の環境を踏まえて、自ら考える過程は世界中どこにいても必要不可欠。

島を旅立つまでの間に、彼らが将来を考えるきっかけの一助になればと願っています。

と話していました。

ちいさな離島で行われている国際理解教育!

小さな島だからこそ相手を知り、自分の考えを伝える事がより重要な事だと感じました。

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