こんにちは。
伊江島の西江前区という所に「島添の丘いーじま農園」と呼ばれている畑があります。
今回は、その「島添の丘いーじま農園」のご紹介をしたいと思います。
「島添の丘いーじま農園」誕生の物語
畑に作物を植え、収穫体験をする事によって、作物が成長する喜びや食べ物の大切さを感じる事が出来ます。
南城市大里にある児童養護施設「島添の丘」では、この体験が子どもたちのこころの教育(情操教育)に繋がると考えていました。
2015年、当時の「島添の丘」施設長と、伊江島在住の島田さんが大学時代からの友人だったご縁から、島田さんが自分の畑を施設へ提供し、畑作を通じた子供の情操教育が始まりました。
島田さんが提供したこの農園は、「島添の丘」の子供たちによって「島添の丘いーじま農園」と名付けられました。
農園での作業を通してつながる絆
2015年から5年間は、毎年「島添の丘」の子ども達と職員が伊江島に来て、島のボランティアの皆さんと一緒に作物の植え付けや収穫の作業を行っていました。
その頃は、昼食は島田宅でバーベキューが振舞われたり、照太寺にて浦崎道涯住職の相撲部屋仕込みの、ちゃんこ鍋が振舞われました。
食後のデザートには、サータアンダギーやぜんざいもあり、お腹いっぱいご馳走を食べ話も弾みました。
昼食後は、島の有志による紙芝居や民話の読み聞かせや地域の方の体験談を聞き、有意義な時間を共に過ごしました。
コロナ禍でも収穫に励む有志たちの想い
しかし、2020年11月の植え付け体験からは、コロナの感染が拡大したため、来島は叶わず島のボランティアのみの作業となりました。
2022年も、伊江島の有志7人で、昨年植えつけたジャガイモ、ニンジンの収穫作業を行いました。
この日は、前日に雨が降ったため畑もぬかるみ掘り起こす作業にも時間がかかったが、参加したボランティア皆さんは島添の丘の子供たちの事を想いながら作業をすすめました。
収穫したニンジン、ジャガイモ合わせて100キロ程を島田さんとボランティアの玉城さんが島添の丘を訪ね届けました。
島田さんは
皆さんと一緒に植え付け収穫体験が出来ず残念です。
3か年も会えていないのできっと大きくなっているでしょうね。
早く成長した皆さんの顔が見たいです。
と話しています。
コロナ禍で会う事は叶いませんでしたが、きっと島田さんはじめ伊江島のボランティアの方たちの島添の丘の子供たちを想う温かな気持ちは、伝わっていると思いますよ!
後日、「島添の丘」からは、島から送った食材を利用して作った料理やそれを食べている楽しそうな写真が送られてくるようです。
いかがでしたか?
心温まるお話でしたね!
「島添の丘」の皆さんと島の有志の皆さんが、一緒に作業が出来る日が早く来てほしいと思います。