こんにちは。
今回は、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」から流れついた軽石の撤去作業が伊江島で行われたので、その活動の様子についてご紹介します。
その1 伊江島の福祉団体
伊江島には「たんぽぽ作業所」「ちむぐくる事業所」「ぴゅあいいじま共同作業所」の3つの福祉作業所の他に「身体障がい者協会」があります。
11月2日に、伊江村社会福祉協議会の呼びかけで、上記の4福祉団体の職員や利用者、村役場福祉課の職員、村社協の関係者、民生委員、主任児童委員ら30人程が軽石の撤去作業を実施しました。
伊江村社会福祉協議会の友寄会長は
少しでも社会に貢献できるよう自分たちがやれる事を頑張りましょう。
と激励しました。
作業に参加した人は、スコップや塵取りなどで漂着した軽石を袋に入れ、トラックまで運びました。
約2時間の作業で、軽トラック13台分の軽石が撤去されました。
伊江村役場福祉課の新城課長は、
これまでも役場職員や建設業者等で撤去作業を実施したが、これからも持続していかないといけない作業だと思うので、ご協力お願いします。
と挨拶しました。
伊江村社会福祉協議会の島田事務局長は
これまでは、ボッチャ大会やバーベキューで交流を図っていたが、今回はコロナの感染拡大防止と今、自分たちに出来るボランティア活動として軽石の撤去作業を行う事にした。
別の作業所のメンバーとの交流も図る事が出来て良かった。暑い中お疲れ様でした。
と労をねぎらいました。
その2 伊江村老人クラブ連合会
11月18日には、「その1」で紹介した福祉団体が実施した箇所と同じ場所で、伊江村老人クラブ連合会が軽石の撤去作業を実施しました。
50人ほどの会員が参加し、朝の9時から12時近くまで作業に汗を流しました。
伊江村老人クラブ連合会の内間会長は、
老人とは思えないパワーで、トラックも何回往復したのか分からないほど頑張ってくれた。
軽石撤去作業はこれからも続くと思うので機会があったらまた協力したい。
作業に参加してくれた会員の皆さん、機械等の提供をしてくれた皆さんの協力に感謝したい。
とお礼を述べました。
村老人クラブでは、戦没者慰霊碑の「芳魂の塔」やLCT爆発事故の犠牲者を祀った「被爆慰霊碑」周辺の清掃活動も定期的に行っています。
いかがでしたか?
コロナの感染拡大が落ち着いたかなと思ってホッとしていたのは、ほんの束の間、沖縄には大量の軽石が押し寄せてきました。
自然の力には到底勝てるはずもないので、お互いが知恵を絞り、今出来る事をその時々で少しずつでも実践するしか手立てはないかなと思います。
今回は、二つの団体の活動を紹介しましたが、この活動は、まだまだ継続的に行われると思います!