移住後に知った渡嘉敷島の隠れたおすすめ:絶景林道ドライブ

移住後に知った渡嘉敷島の隠れたおすすめ:絶景林道ドライブ

こんにちは、島歴10年目のSC325と申します。ネイチャーガイド、Cafe、ライターその他いろいろやっています。今回は渡嘉敷島への移住後に見つけたオススメの楽しみ方をご紹介したいと思います。

海さえあればそれでOK

ダイビングで島を訪れていた時はもっぱら海の中にしか興味がありませんでした。でもそれだけで十分満足できるのが慶良間の海です。阿波連ビーチは秋から春にかけてビーチから夕焼けを見ることもできるので、アフターダイブは新垣商店で買ったオリオンビール片手にのんびりするのをいつも楽しみにしていました。滞在中は阿波連の集落から出ることもほとんどありませんでしたが、それでも全く退屈することもありません。

知らなかった絶景

でも移住してくると、もっと素晴らしい瞬間に何度も出くわすようになりました。例えば港から集落までの道から見る海の景色も日によって、時間帯によって様々な表情を見せてくれます。思わず車を止めて見入ってしまうことも珍しくありません。早朝のべた凪の海、夕焼け、満点の星空など住んでいればこそのチャンスにめぐりあえるのです。

これぞ渡嘉敷

こんな幸運の中でも、渡嘉敷ならではのとっておきはなんだと思いますか?
それは冬限定でやってきます!

なんと!ザトウクジラ!なのです。ホエールウォッチングは船でしょ。と思われがちですが、島に住む私たちが楽しみにしているのは陸から見るザトウクジラの姿です。一月、桜の花が咲き始めるとそれがクジラが帰ってきている合図です。初めはまだ島の近くには見つかりませんが、二月下旬から三月上旬になれば、生まれたばかりの赤ちゃんクジラとお母さんが、島の近くを泳いでいるのを肉眼でも見ることができます。時にはジャンプする姿や親子で並んで潮を吹き上げる様子も。

お勧めドライブ

さて、もし旅行で訪れた短い滞在時間でこのザトウクジラの姿を見つけたければ、林道ドライブがお勧めです。クジラを探すのに有利なポイントは、高台で海側の視界がひらけていること。こうしたポイントは港から集落までの道のりでは1−2ヶ所しかありません。が林道沿いには何ヶ所もあります。なので、レンタカーやバイクを借りて島の林道(と言っても普通の舗装道路なので心配無用)をドライブしながら良いポイントを見つけるてみましょう。

ヒントはホエールウォッチングの船の姿を見つけること。その船の周囲を少なくとも10分くらいはじっと探すだけの根気はいりますが、そうすればかなりの高確率で見つけることができると思います。

もし双眼鏡をお持ちであれば、結構見ごたえのある陸からホエールウォッチングを楽しむことができますよ。ちょうどこの時期は、島中に春の花が咲き始めています。アサギマダラやオオゴマダラなどの蝶々も舞っています。耳をすませばウグイスの鳴き声も聞こえたりして、新しい発見にあふれています。

島では一番お客さんの少ない時期ですが、自然はとても賑やかな楽しい季節なのです。住んでみてわかる島のいいところ、いい季節です。

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